2016-08-11

田舎暮らしにかかる費用

たとえ田舎であっても、経済的裏付けがなければ暮らしてはいけない。誰かに依存するなら別だが、独立して生活していくのにそれ相当の費用が掛かるのは、都会でも田舎でも同じである。

移住先検討に当たっては理想を追うだけでなく、実際に掛かる費用をきちんと調べ、そこでの生活が現実的に可能なのかどうかを見極めなければならない。以下にシミュレーションに必要な費用項目について挙げる。















土地建物
購入費用
土地建物の売り主に支払う費用。契約時に手付金としてその1割程度、残りを引渡時に支払う。
不動産売買
契約印紙税
不動産売買契約書に貼る印紙。取引額によって法律で定まっている。
不動産取引
仲介手数料
不動産取引業者に支払う報酬(消費税含む)。
不動産所有権
移転登記費用
土地建物の登記費用として司法書士に支払う費用。
不動産取得税 取得した不動産の固定資産評価額に応じて課税される。おおよその金額は固定資産税額から逆算できる。ただし控除等が効いて減額される場合が多い。




敷 金 家賃の2~3ヶ月相当を要求される場合が多い。退去時にリフォーム代が差し引かれて返還されるのが基本。
礼 金 物件貸主に支払われる報酬。家賃の0~2ヶ月相当。
仲介手数料 不動産屋に支払われる報酬。家賃の0~1ヶ月相当に消費税を加えた額。
前払い家賃 契約時に家賃1ヶ月分の先払いを要求される。



補修費用 現況渡しを条件に物件購入または賃貸契約した場合には、必要に応じて自費で補修を行う必要が生じる。
引越費用 荷物の量、移動距離、業者委託か自分でやるかで費用は変わる。
自動車住所
変更費用
普通車か軽かそれとも原付かによって手続きの方法も費用も変わる。さらに自分で手続きするか業者に委託するかでも変わる。
その他 慶弔費、通院費、道具代など。引越先によっては理不尽な費用が掛かる場合もあるので事前によく調べておく。






車検費用 車検基本料、重量税、自賠責保険料、印紙代。
住宅賃貸
契約更新料
賃貸住宅では必要な場合がある。
住宅火災
保険
賃貸住宅では多くの場合加入必須。






固定資産税 所有する不動産の固定資産評価額に応じて課税される。
浄化槽
点検清掃費用
浄化槽の種類や大きさにより、点検および清掃回数が定められており、業者への委託料金が必要となる。
浄化槽
検査費用
行政が行う法廷検査。
自動車税 自動車の種類、排気量、年数などにより税額が決まる。
自動車
任意保険
ネット保険が安い。





家賃
借土地代
賃貸物件を利用する場合。
共益費
管理費
アパート、マンション、別荘地住宅などに居住すると発生する場合がある。
自治会費
協力費
金額はピンキリ。祭りなどイベントが多いところは高額の傾向。
国民年金
保険料
定額、そして高額(涙)。
国民健康
保険料
収入が無くても徴収されるため負担が非常に大きい。貧乏人は病院行けないので取られ損。
所得税 一定収入がある場合は確定申告に基づき課税される。
住民税 確定申告しない場合は、収入有る無しにかかわらず住民税申告が必要。
電気代 電力自由化により契約会社を見直すのも一つだが、まずは契約アンペアを見直すのが節約の基本。
上下水道代 下水道を引いているところは浄化槽の維持費用が無い代わりに、上水利用料に合わせて下水道料金が請求される(結構高い)。
ガス代 プロパンガスは自由価格で業者により値段が異なるのでよく検討する必要がある。
通信費
(ネット・携帯)
田舎暮らしの場合、選択できるプランは限られる。
テレビ視聴費 理不尽なNHK受信料の他、田舎においては共同アンテナ維持費用などが必要となる場合がある。
車両費
車両燃料費
田舎暮らしではどうしても車両燃料費がかさむ。せめて燃費良い車または原付で節約。
食費 自給的生活を行うとグッと小さくできるが、完全にゼロに出来ないのも現実。
育児・教育費 独身の私にはわかりませんが、子供がいると相当費用は掛かるでしょうね。
その他 衣料費、理髪代、消耗品費など。


必要経費がわかると所持資金と収入見込から生活可能期間が算出できる。私の場合は下のような結果に。実際は想定しない費用もいろいろ出てくると思うが、バイトや年金の収入を見込まずこの数字なら、何とか行けると判断している。

2016-08-08

移住先決定

目指すライフスタイルに適した物件と出会った私は、商談を行い、正式に購入契約をした。賃貸と違い不動産取引は初めての経験となるが、探し始めてから思いのほか速い展開に自分でも驚いている。


移住先は静岡県下田市北湯ヶ野。下田市北西部で松崎町との境の辺り。現居からは伊豆半島をほぼ真っ直ぐ南下した位置で、一見近そうに見えるが、曲がりくねった道を通り 「リアル天城越え」 になるので、車で約2時間かかる。それにしても移住先のド田舎なこと。現居は意外と都市部だったのね(笑)。

土地全体を空から見るとこんな感じ(黄色枠内:約 2,150㎡)。影になっていて分かり難いが、北側が平坦地、南側が傾斜地になっている。

北東部に位置する家屋と庭。家屋は木造平屋で床面積約100㎡、先住者の皆さんのおかげで築30年にしては綺麗に保たれている。家屋の向こうに私道があり、隣接して普通車約3台分の駐車スペース有。庭は来年の春までに軽く畝を建てて菜園化する予定でいる。庭周りには既に茶(写真左)、ミョウガ(建屋左)、シークワーサー(写真右)などの植込みがあり、有難く引継いで活用させて貰う(やったね!)。

家屋南側には庭の倍ほどの広さの菜園があり、すぐにでも利用できる。(庭と合わせて1,000㎡程度の菜園スペースが確保でき、理想通りである)写真手前の一群はイチゴ。庭同様、既存の植込は引継ぎ活用(やったね!)。写真奥に見える傾斜地も所有範囲。現状はほとんど手が入っていないが、柿、ビワ、ブルーベリーなど果樹を少しずつ植えていこうと考えている。斜面裾辺りにはいずれ鶏舎を作り鶏も飼いたい。引越前から楽しみだ。

菜園横には屋根付きの道具置き場があり、その一角には耐火レンガで作られたピザ焼き窯やカマドがある。勿論現役。これだけでもアウトドアクッキングやBBQが十分に楽しめるが、加えて、スモークを作るための燻煙装置もいずれ自作したい。

家屋の間取りは3LDK。写真は10畳あるリビングで、薪ストーブ付属。現住者がいることもあり、いずれの部屋も綺麗に保たれている。自分は荷物がいろいろと多いので、有る部屋は全て活用するが、ゲストが宿泊に利用出来るよう一部屋だけは空けておく予定。電気(東電)、ガス(プロパン)、水道(私設定額)、水洗トイレ(洋式)。インターネットは収容局が遠く、スピードこそ期待できないが、現住者がADSLを使えているようなので安心している。下田の市街地までは車で約30分。定期的に買い出しに出る必要があるが、「全然苦にならない」とは現住者の奥様談。


現住者が転居する時間も必要なため、実際の引受は9月末、引越完了は10月中旬になる見通し。それまでに移住先でやりたいことをリストアップし、実行計画を練るつもりだが、あれやろうこれやろうと思いを巡らせるのは実に楽しい時間だ。また落ち着いたら現地でお披露目BBQをしようと思っているので、希望者はレスポンスを(笑)。

2016-08-06

物件探しは急展開

自給農をベースとした田舎暮らしをすることに決めたので(過去記事「自分のための農」参照) それが可能となる物件探しを開始した。


◆まずは探索エリアの設定


探索エリアを広げ過ぎても的が絞れないので、最初に以下のように決めた。

・自力で何往復かしながら引越荷物を運ぶつもりなので、現居から片道2時間程度の範囲とすると、静岡県中部~東部、伊豆半島全域、山梨県南部、神奈川県西部が対象。

・できれば雪があまり降らず、凍らないところ。

・風の強さや塩害の懸念から沿岸部は極力避ける。


◆探索方法はインターネットがメイン


数ヶ月~数年、転々と旅を続けて理想とする移住先を見つける人もいれば、惹かれた地域に何十回も足を運び最適な物件を探す人もいる。確かに時間をたっぷりかけて探せば目も肥えて、いい物件と巡り会える確率は上がるだろうけど、移住することが最終目的ではない自分にとっては、時間や費用を多大に探索に注ぎ込むのは得策でない。したがって、まずは出来るだけ現居での情報収集に努め、条件に合う候補が見つかったら赴いて現物確認という方針にする。

情報は不動産情報誌などにも載っているが、田舎暮らし物件は少ない。逆に移住専門誌に載るものは競争が多く、こちらまで回らない。一方、インターネットで地域不動産屋の物件情報を検索閲覧し問い合わせをかけると、新着の類似案件も含めメールで案内してくれて便利なので、これをメインの探索方法とする。

ちなみに、自治体がやってる 「空き家バンク」 もあるが、あまりいい物件はない。(案件数少なく質も悪い。付帯情報も少なく利用者目線が薄い。なのに利用手続は超面倒。)まあ見る人によっては掘り出し物があるかもしれないので、一回は覗いて見てもいいかも(笑)。

楽天ポイントを使って入手した格安のカーナビ。
お世辞にも高性能だとは言えないが、
田舎暮らし物件の見学や周辺環境の調査には役立つ存在。

◆賃貸か購入か


田舎暮らしは移住リスクがあるため賃貸から始めるべきだと言う意見が定番で、可能なら私もそうするべきだと思うが、実際は田舎の賃貸物件などほとんど表に出てこないのが現実。理由は所々あるだろうが、儲からないので不動産屋が取り扱わないのが主たるところだろう。

現地に住み始めれば口コミや人づての紹介で得られる賃貸情報もあるだろうけど、それはまさに「卵が先か、鶏が先か」というジレンマ。仮にお試し移住したとしても、そこで自分に都合いいものがもたらされる保証はないし、それがいつになるかもわからない。若くない自分としては無駄な時間の浪費だけは絶対避けたいのでその方法はあり得ない。

一方、売り物件は内容こそ千差万別ではあるが、調べればそれなりに出てくる。ただ田舎暮らし物件については地域的偏りが大きい(川根は古民家、伊豆は中古別荘が多い。おくしず(静岡市中山間地域)は情報出ない)。中古物件は安いもので300万円ぐらいからあり、現況と予算の兼ね合いで選ぶことになるが、格安物件には大幅な補修が必要なものや、月々の維持管理費が高額なものもあるので注意が必要だ。そういう意味では数年空き家状態のものより、現状居住者がいる物件の方が綺麗に維持されているだろうし、直接いろいろな状況が聞けるのでメリットが大きい。

セルフメイドでいろいろとやりたい自分は、所有物のほうが何かと自由で気が楽だ。そんなわけで自分は中古物件を買うという方針で進めることにした。


◆自給農に適した物件は 「農地でない土地付き」


自給農をやるためには土地が必要である。自給に必要な面積を1人当たり500㎡(過去記事参照)とするなら、余裕を見て倍の1,000㎡程度の平坦地があれば十分だろう。ただし登記地目が「田」や「畑」などの農地でないこと。農地は「農業」を行うための土地であり、認められた農家しか所有することが出来ない(農地法の規制)ので、これら地目が物件に含まれているとかえって厄介なのである。自給農はいわば家庭菜園なので「宅地」「山林」「原野」「雑種地」などの地目で問題なく可能。出来ればより固定資産税の安い地目でやるのが理想だが、田舎物件だとたいして変わらないかもしれない。

ただ、別荘地物件は一般的に傾斜地が多く自給農には向かない。一見格安に見えても購入費とは別に毎月高額の管理費が必要だったりするので注意が必要。周りは移住者ばかりで気が楽だけど。

住居については、自給農をやる土地に隣接していた方が作業や管理の都合上望ましい(飛び地になってしまうと不便)。住居広さは、自分が結構な物持ちなこともあり50㎡以上欲しいところ。補修不要が理想だが、そこは価格との兼ね合いによる。作業道具の収納にちょっとした納屋や作業小屋が付いてればベストだが、必要なら自分で整備すればいい。原始的な生活を望んでいるわけではないので、水道、電気、ガスは必須。テレビは映らなくても構わないが、インターネット環境は何とか確保したいところだ(田舎物件はここが難しいところ)。

他にも近隣住民や集落の慣習、物資調達先(スーパーやホームセンター)までの距離など、選定に関わる要素はもろもろあるが、それらについては現地見学で確認し妥協できるものか判断する。物件購入予算は、賃貸ベースで見込んで 月3万×12ヶ月×20年=720万円(補修費用含む) を上限目安とした。

移住先の近隣に日帰り温泉施設なんか有ればラッキーだけど、
あれもこれもと欲をかいて条件を増やすと物件は定まらない。

◆物件との出会いは「縁」である


南伊豆地域を取り扱う不動産屋のサイトに、私の設定条件を満たす物件がいくつか載っていた。私の現居は伊豆北部であるが、同じ伊豆でも南伊豆地域までは車で2時間程度要する距離があり、趣も大分異なっている場所である。不動産屋にメールでこれら物件についての問い合わせを行い、物件見学を申し入れた。

実際に現地に赴き見たり聞いたりすると、資料には載っていない事実がいろいろと見えてくる。最初に見学に行ったところは、自分の中で最有力視していた物件で、豊かな自然環境と自由に使える土地の広さに魅力を感じていた。しかし実際訪れてみると、空き家になってから数年経過していたこともあり、住居は入り口の天井が腐って落ち、床は植物のツルが這い、まともに住むには相当手直しが必要な状態だった。また付随する土地はほとんどが傾斜地で、平坦部分はごく僅か、いずれも管理されず荒れ地になっていて、これはちょっとリスク高いなということで候補から除外。

次に見学に行ったところは、まだ居住者がいる物件で、住宅と広い菜園が綺麗に維持されていた。そこの奥様が物件のこと、生活のこと、集落のことについて明るく話してくれた。その雰囲気からここでとても楽しい生活をされてきたことがよく伝わってきた。この周辺は移住者が多く個々が自由なスタイルで生活していると言うこと、またそれが面白味になっているとのことも聞き、私自身がさまざまなことを試しながら生活する場所として上々な環境であると直感的に感じた。

正直、物件見学に行く前は、現地で様々な現実を見せつけられ落胆することも想定していたし、自分に適した物件を見つけるにはそれ相当な時間が掛かるだろうと覚悟していた。しかし思いがけずこんなに早い段階でよい物件に巡り会え、これはきっと「縁」なのだと痛感したのであった。


◆自分の感性を信じ、跳ぶ


いい物件を見つけたからと行っても、それがいつまでも売りに出されている訳ではない。折角のチャンスも、もたもたしていれば別の人が先に契約してしまうかもしれない。一方で田舎中古物件とはいっても土地家屋の購入は高額の出費であり、軽々に判断出来ないのも事実だ。それ故に「本当に買っていいのか」と反芻自問することにもなり、ともすればジレンマに苛まれることになる。

しかしいつまでも心配ばかりしていたら、新しいことには踏み出せない。勢いで物事を行うのは嫌いな性分だが、時々に巡り来る「機」を捉え乗って行く判断も人生には必要であろう。一通りやるべきことをやったら、勇気を持って決断し前に進むべきだ。私は自分の感性を信じ、思い切って跳ぶことにした。

問い合わせから25日で購入契約した田舎暮らし物件の詳細は、次回の投稿で。

2016-08-04

自分のための農

◆農業研修を経て考えること


作物を植え、管理して育て、収穫し食す。このことへの興味関心は、2度の農業研修を経て一層大きくなり、本格的に取り組んでみたい気持ちはさらに増した。また肉体的にも農作業に十分適応できると確信した。

しかし一方で、大量生産かつ大量廃棄、加えて過酷労働で低所得といった現実を目の当たりにして、慣行農業にはすっかり幻滅してしまった。
(過去記事 「農業体験記録(2)」 参照)

自分で育てた野菜は愛おしい。
それだけでも十分美味しくいただけるものを、
見た目だけの理由で大量に廃棄するなんて、
私にはとても考えられない。


◆就農研修受入拒否は結果的に幸いした


実は最初の農業体験の後、県の企画する「新規就農者研修」に申し込んでいた。これは受入農家のもとで1年間の研修を行った後、その地域&研修作物で就農するというプログラムである。新規就農者助成金の給付年齢を超えていたため研修中は無収入だが、修了後には地域JAの支援により農地と販路が確保されるため、農業設備に数千万の初期投資が必要でもこのレールに乗る方が手っ取り早いと考えたわけだ。

応募後、農林事務所の面談で好感触だったので、すっかりその気になっていたが、受入先農家の訪問を提案されたので訪ねて行ったところ「奥さんの協力が得られない者や独身者は受け入れない」とその場で門前払いされた。事前に癖の強い人だとは聞いていたが、あまりにも失礼な対応に呆れてしまった。ただ後日冷静になって考えると、奥さんという無償の専従者をも酷使して労働しないと、とても回していけない現実があるということであって、多大な投資と過酷労働でかろうじて成り立つようなものに勢いで身を投じなくて良かったとつくづく思う。

県が主催する農地見学会で遠州地域へ行ったとき、
JA担当者は新規就農者の受入条件を
「投資資金800万以上あって、妻帯者であること」と言った。
さすれば就農3年後に350万の所得が見込めるってさ、共稼ぎで。


◆私が目指すべきもの


そもそも会社を辞めた自分が目指したものは、

” セルフメイドな生活、精神的豊かさを得るため 、田舎暮らしをしよう ”

ということである。そこでの収入源として「農業」を想定したため、農作業体験や移住先情報収集を兼ねて農業研修に参加したのである。しかし、経済性に主眼を置いた「慣行農業」を展開することで、精神的豊かさどころか疲弊してしまう可能性が高いとなれば、目指すライフスタイルとは大きく反目してしまう。

農をベースに精神的豊かさを求めるような田舎暮らしは、所詮「絵に描いた餅」の理想論だろうか?数週間ネットで情報を収集したり図書館で本を読み漁ったりしながら自問自答の末、たどり着いた結論は、

” 商売としての農ではなく自分のための農、
  すなわち 「農業」 ではなく、「自給農」 をやろう ” ってこと。

【自給農のメリット】

・地域農政や経済などに縛られることなく、自分の作りたいものを自由に作ることが出来る。

・基本自給用なので理不尽な出荷規格にあわせ廃棄するような無駄はない。

・当然出荷ノルマもない。

・等身大の 「自給農」 なら1人当たり 5アール(500㎡)もあれば事足りるらしく(中島正 著「自給農業の始め方」より)、土地の確保は小規模でいい。

・なので大がかりな機械や設備は必要としない(イニシャルコスト、ランニングコスト共に小さい)。

・「有機農法」の手法を取り入れ、資源を有効に利用することで、無農薬かつ少肥料での栽培が可能になる。

・もし沢山収穫できたら販売したっていい。法律的に全く問題なし。

【自給農のデメリット】

・農による収入は期待できない。
⇒ 幸い蓄えがいくらかあるので、食いつぶしながら行けると踏んでいるが、生活費を補填する必要があるなら、時々バイトに出たっていいよね(もちろん農でなくていい)。

・生産効率が悪い。
⇒ 商売じゃないので問題なし。むしろ効率など求めずじっくり楽しくやりたい。

・農業従事者でないので、固定資産税が激安な「農地」の所有は出来ない。農業資金の無利子借入も出来ない。
⇒ 大規模にやる必要がないので、実質的に関係なし。

自給農は言ってみればベランダ菜園の拡大版。
ビジネスじゃないからこそ楽しくやれるのかもしれない。


目指す方向がハッキリしたことで、心のモヤモヤは消え、一気に視界良好となった。田舎暮らしへの意欲も一層増し、条件を満たす物件探しにアクセルを踏み込むと、好機は意外と早くやって来るのであった。詳細は次回の投稿で。
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