建屋と菜園の間にある茶木1レーン(無施肥無農薬)。 一部は収穫10日前から遮光シートをかけ「かぶせ」にしてある。 |
昨年の今頃は川根で茶作業をしていたので茶摘みの経験もあるが、茶刈機はおろか手ばさみも使わず、独り手摘みでこれを行うのはなかなか大変な作業である(品質は良いけど)。
手摘みだと、この容器1杯摘むのに約1~1.5時間ほど掛かる。 加工時間を入れると1日2杯がいいところ。5日かけて合計10杯の生葉を収穫した。 |
収穫した生葉はしばらく自然乾燥させた後、蒸し工程、揉み工程、乾燥工程、火入工程を行い製茶する。勿論専用の機械などないから手持ちの料理道具をフル活用し「手作り」でこれを行うわけだが、要領を得ない最初のうちは完成が深夜になり、へとへとになった。
製茶には電子レンジやガスレンジを利用。乾燥しきるにはかなりの時間を要する。 比較し易いように写したが、収穫容器一杯から150~200gの製茶が出来た。 |
生葉は通常の物と「かぶせ」をして旨味成分増をした物の2つを使った。浅蒸しや深蒸しで緑茶、または半発酵させて烏龍茶にしたりと加工方法もいろいろと変えて製茶した。加工期間は試飲を重ねたので水分捕りすぎでガブガブ、毎晩3度トイレに行くような状態だった。
香り・色・味といった「品質」の観点や、省力・省エネといった「効率」の観点から 加工方法については今後も研究が必要だが、とりあえず栽培から製茶まで一通り行い、 そこそこ飲めて楽しめるものが出来たことには達成感がある。 ちなみに出涸らしも大根おろしで食べたら最高に美味かった。 |
時間は掛かったが最終的にはそれなりの量が出来たので、お世話になっている村民の皆さんへお裾分け。手作りで良くも悪くも量産して売っているものとは風味が違うので、試飲してみたい人はお越しあれ。来年はGWにあわせて「茶摘み&加工体験イベント」でもやれば自分で刈って加工する量少なくできるかもなんて考えも(笑)。
茶摘後は品質および作業性改善を目的に「中切り」を行った。 茶木の幹は硬いので刈込鋏で刈っていくのは重筋作業だ。 枝を伸ばすのが早いので、茶木の管理もラクじゃない。。。 |
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