2017-05-23

苺&桜桃(2017年春)

観光苺狩り農園は12月に始まってGWまでなんてところも多いが、うちの菜園の苺はここに来て盛り。全体で4~5㎡程の露地栽培スペースを、端から雑草抜きつつ独り苺狩りするのがここ最近の日課。いかんせん足が早い果物なので、熟れた物は残さず摘んで食べてしまうが(笑)、次の日にはまた熟した物が沢山でるので、しばらくは尽きない模様。

無施肥だからか小ぶりではあるけれども、甘みと酸味のバランスは悪くない。
宿根なので春になると何もせずとも出現するが、雑草も多いので管理フリーとは行かない。

フルーツと言えば、昨年末に植えた暖地桜桃(桜桃)の実が熟し始めた。いかんせんちっちゃくて食べ応えはないけど、1m足らずの樹高で一生懸命花を咲かせ実をつけたことに健気さを感じている。数年後には樹も大きくなってラベルに載ってるような大粒の実がなればいいのだけれど。

このまま害獣の被害なしに順調に育ってくれることを願うばかり。

2017-05-14

茶摘み&製茶(2017年春)

現在の地に移住してきて半年が過ぎたが、あいかわらず日々やることが多く、忙しい状態が続いている。さらに季節が暖かくなり新しい植え物の準備にも追われる中、時期をずらせない待ったなしの一大作業が「お茶」である。

建屋と菜園の間にある茶木1レーン(無施肥無農薬)。
一部は収穫10日前から遮光シートをかけ「かぶせ」にしてある。

昨年の今頃は川根で茶作業をしていたので茶摘みの経験もあるが、茶刈機はおろか手ばさみも使わず、独り手摘みでこれを行うのはなかなか大変な作業である(品質は良いけど)。

手摘みだと、この容器1杯摘むのに約1~1.5時間ほど掛かる。
加工時間を入れると1日2杯がいいところ。5日かけて合計10杯の生葉を収穫した。

収穫した生葉はしばらく自然乾燥させた後、蒸し工程、揉み工程、乾燥工程、火入工程を行い製茶する。勿論専用の機械などないから手持ちの料理道具をフル活用し「手作り」でこれを行うわけだが、要領を得ない最初のうちは完成が深夜になり、へとへとになった。

製茶には電子レンジやガスレンジを利用。乾燥しきるにはかなりの時間を要する。
比較し易いように写したが、収穫容器一杯から150~200gの製茶が出来た。

生葉は通常の物と「かぶせ」をして旨味成分増をした物の2つを使った。浅蒸しや深蒸しで緑茶、または半発酵させて烏龍茶にしたりと加工方法もいろいろと変えて製茶した。加工期間は試飲を重ねたので水分捕りすぎでガブガブ、毎晩3度トイレに行くような状態だった。

香り・色・味といった「品質」の観点や、省力・省エネといった「効率」の観点から
加工方法については今後も研究が必要だが、とりあえず栽培から製茶まで一通り行い、
そこそこ飲めて楽しめるものが出来たことには達成感がある。
ちなみに出涸らしも大根おろしで食べたら最高に美味かった。

時間は掛かったが最終的にはそれなりの量が出来たので、お世話になっている村民の皆さんへお裾分け。手作りで良くも悪くも量産して売っているものとは風味が違うので、試飲してみたい人はお越しあれ。来年はGWにあわせて「茶摘み&加工体験イベント」でもやれば自分で刈って加工する量少なくできるかもなんて考えも(笑)。

茶摘後は品質および作業性改善を目的に「中切り」を行った。
茶木の幹は硬いので刈込鋏で刈っていくのは重筋作業だ。
枝を伸ばすのが早いので、茶木の管理もラクじゃない。。。

2017-03-21

昭和湯

定期的な下界への買い出しは下田市街のスーパー、ドラッグストア、100均、ホームセンターなどをまわる。「マックスバリュエクスプレス下田銀座店」はその一端だが、そこから少し海側に向かったところに「昭和湯」はある。

内部には「撮影禁止」の張り紙があるので、外観のみ撮影。

浴室は湯・水栓のみでシャワーはない。5~6人程度が入れる四角いタイル張り浴槽が一つで昔ながらの銭湯といった感じ。それでも天然温泉で、深い浴槽に肩まで浸かるととても気持ちが良い。すぐ先は港で、朝水揚げして帰ってきた漁師が冷えた体を暖めるには適所だと思う。入浴料400円はこの近辺では最安。買い出しのついでに毎度寄るのもいいかな。

2017-03-18

山鳥

天然木耳を探して雑木林をうろついていたら、羽をバタバタさせる音が聞こえたので、そっと近づいてみると山鳥だった。昔オヤジが趣味で狩猟をやっていたので剥製で見たこともあるし、食べたことすらあるのだが、生きている本物を見るのは初めて。

デジカメでは十分表現できていないが、実際に見た印象はとにかく赤いなあということ。
おそらく、ウスアカヤマドリという種類かと思う。

長い尻尾。写真には写っていないが、少し小柄で尾が短く灰色の個体を数匹伴っている。
てっきりそっちがオスかと思ったら、この派手な方がオス。一夫多妻?それともモテモテなだけ?
猟期も終わり(笑)少しずつ暖かくなるこれから繁殖期を迎えるのだろうね。

天然木耳群生

天然椎茸が切株ばかりではなく、根っこの部分や、半分土に埋もれた倒木からも生えていたりするので、探索目線が下方ばかりに偏っていたけど、鹿の口が届かない高さに何か残ってるんじゃないかと目線を上げて自宅裏の雑木林を歩いてみれば、何カ所かに木耳(キクラゲ)の群生を発見!

木の高い位置にあったキクラゲ群生。脚立を使い腕を伸ばして何とか採取。

水で戻して炒めたり、軽く煮てラーメンの具にしたりするとコリコリとした食感が活きて実に美味い。ただし揚げるのは破裂して危険なうえ、水分が抜けてただ硬くなるだけ(笑)。

2017-03-12

キノコ植菌

はじめは家周りのヒノキ伐採木の活用として考えていたキノコ植菌であるが、日当たり改善のため切り倒した広葉樹があるため、キノコ原木として適性の良いこちらを利用することにした。

キノコは対応樹種が広く初心者にも育てやすいと言われるヒラタケを選択、原木にドリルで穴を空け、種駒を500駒打ち込んだが、丸太回すのが大変でかなり端折ったにもかかわらず、原木1本辺りの打ち込み数が多く、準備した原木の半分程度が余ってしまった。なので急遽シイタケ種駒も500駒調達して追加打ち込みした。

共通しているのは広葉樹ということだけ。樹種も太さも状態も様々な原木で最初は試してみる。ちなみに原木の下に広葉樹の葉っぱを敷いたら夜中に鹿がそれを食いに来て、辺りに黒豆散乱していったので慌てて防獣網を仮設した。

植菌後、乾燥防止や遮光のため原木にヒノキの葉を被せ、その上から毎日散水中。結果が出るのはまだ大分先だが、果たしてうまく収穫にありつけるだろうか。

2017-03-10

ないものはない

2週間に1回程度山を下り、食料品他生活必要物資の買い出しに出る。いつもは下田市街地に向かうが、この日は気分転換に松崎町方面へ。

昔釣行で訪れた時、唯一あったスーパー「ヤオハン」で食材調達して野宿した事が思い出されるが、今の松崎はマックスバリュー、ダイソー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニなどいろいろできて随分と様変わりしていた。こちらに移住した方が便利だったかも(笑)。

折角なので看板のキャッチが意味深なあの店に寄る。

いろいろな地魚がリーズナブルに提供されているのが特徴。


帰途は県道15号沿いにある大沢温泉「かじかの湯」に立ち寄り。

道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」に併設されている。
ちなみに「かじかの湯」って伊豆に別途1箇所、山梨にも長野にもある安易な名前。

内風呂と外風呂が一つずつのシンプルな構成。
料金500円はこの近辺ではリーズナブル。

2017-03-09

昭吉の湯

今の自宅からもっとも近い所にある日帰り温泉「昭吉の湯」に行ってみた。

県道15号から観音温泉方面に山間をしばらく走ると昭吉の湯にたどり着く。
受付から少し坂を歩いて登ると日帰り入浴可能な風呂施設がある(写真)。
ただ一見するとどこが入り口かわからない。もうちょっとわかりやすくて良いよね。

休憩スペースを通り抜けて脱衣所へ。

唯一の浴槽は外風呂(内湯もあるらしいが予約制らしい)。
平日だったのでほぼ貸し切り状態でのんびりと浸かる。

浴槽から上を見上げる。建屋が掛かってるから半露天だ。
まるで古民家のような造りだけど風呂専用に作ったのだろうか?

お湯は確かに快適だったけど、驚嘆すべきほどではなく、700円はちょっと高い気もする。まあ道の先の観音温泉1,300円に比べたら十分安いが、伊豆長岡の立ち寄り湯と比べたら南伊豆地域は全体的に高めで、地元民が小まめに通いたくなるような感じではない。距離もそう近くないしね。観光に来た人が話のネタに一回行ってみるのは有りかもネ。

2017-03-08

電動チェーンソーで樹木の伐採


冬場の菜園の日当たり改善のため、周辺の常緑広葉樹を何本か伐採することにした。径150mmぐらいまでならノコギリで切ってしまうが、さすがにそれを超える太さは大変。ということでAmazonで買っておいた電動チェーンソーリョービ(RYOBI) CS-3605」を使う。延長コードを現場まで引き回さなければならないのは軽量・低騒音といった長所との引き替えになるが、根気よくやれば上の写真のように太い木も伐採可能。ただエンジンタイプと比べると出力は貧弱で、強度的にも脆弱。

慣れていなかったせいもあるが、太い木を数本力任せに切ったらブレードの止め具周りが割れてしまった。電動チェーンソーの中では評価は良い方だが、高価なエンジンタイプの物と比較するとこの辺りの作りはオモチャレベルだ。

2017-03-06

フキノトウ(2017)


庭や菜園のあちらこちらでフキノトウ。花粉症と共に春の訪れを感じさせる風物詩。収穫して味噌汁や天ぷらにしていただくとほろ苦さがクセになる味。この時期は昔、由比まで友人とフキノトウ狩りに出かけるのが恒例行事だったが、種類が微妙に違うのか地域差か、うちの方がサイズが大きい。親のフキも巨大なので必然と言えば必然だが、この地域では防獣ネットの内側でしか見ることが出来ないのが悲しい。それにしても猟期を経ても微々とも減らないね鹿は。この辺りの猟師は美味しい猪ばかり狙い、鹿は打たないらしい。

2017-02-16

真冬の天然椎茸

寒波到来で全国的に大雪のニュースが伝わる中、ここ下田の山奥も例外なく寒いが、雪がないだけマシとしないといけない。

そんな中、所有地内にある林の切り株からキノコが発生しているのを発見。ん、これはキノコ素人の私でもわかる、シイタケだ。


こんな寒い時期に出るんだね、ビックリ。鹿に食われずこれだけ残っているのもラッキー(同系色で見つけにくいのか)。早速お向かいさんにもお裾分けして美味しくいただきました。雑木林の中には妙に椎茸臭のする場所もあるので今後他の場所でも出るかもしれない。老倒木の撤去もほどほどにしておいた方が良さそうだ。

2017-01-29

啄木鳥

隣の林から、まな板を包丁で叩くような音がする。啄木鳥(キツツキ)だ。


樹の高い位置にいて、下から脅しても全然気にも留めず、一心不乱に幹を突いている。日によっては写真の奴よりも高速な打音が聞こえることがあるが、個体差あるいは種による違いだろうか。設備系の仕事を長くしていたこともあって異音には敏感なのだが、ボロ家屋には興味なく突いていないようなので慣れることにした。

キノコ(2016秋)

秋、家の周りにいろいろなキノコが出た。


1日2日そのままにしておけば鹿が根こそぎ食べ尽くして終わり。みすみす餌にされるのもしゃくなので、美味そうな奴を摘んで焼き、恐る恐るかじってみる。。。もがき苦しむことも、笑い転げることもなかったが、ただただ苦っ。ヒューマンは食えないわこれ。次の秋までには自生するキノコについてもう少し知識を深めておこう。

かじった後調べたところ、たぶんキチチタケではないかと。

伐採したスギ、ヒノキ、クリの太枝があるので、春までにヒラタケあたりの駒菌を打ち込めれば、天然物ではなく栽培物にはなってしまうが、秋への期待はもう一つ増やすことができそうだ。

2017-01-27

続・薪ストーブ

これまで冬は部屋の中でも厚く着込んで暖房をほとんど使わずやり過ごしてきた。しかし山奥に移住してきて標高や家屋の気密度、部屋の大きさ、風通しなどが変わったせいか、今冬は妙に寒く感じる(とはいえ北国と比べたら全然温暖なんだけど)。懐が寒いのは前から同じとして、歳を重ねているのも一因か。

そんなわけで、先の投稿で「手間が掛かるので今後あまり使わなそう」と書いた薪ストーブだが、暖房費節約のために結局使う羽目になっている。

薪は先住者が置いていったストックが幾分かあるが、いかんせん火力が上がらず使いにくい。そこで自宅周りの林から薪を調達する。皮肉なところ、長らく放置され人の手が入らなかった林には、薪に出来る枯れ枝や倒木が沢山転がっている。さらに鹿害で荒れ、なおさらだ。

枯れ枝の集積。このような塚を数カ所作ってある。樹種も太さもまちまち。

枯れ枝や倒木には蟻などの虫が入っている場合もあるので、よく確認しながら使いやすい大きさに割り、それをコンテナに詰め数日乾燥させてから薪として使う。樹種や太さによって燃え方に特徴があるが、うまく組み合わせて使うことで十分活用できる。ただ一晩の暖をとるのに三辺計140サイズ箱1杯程度が必要となるため、今の時期、晴れの日は薪ストック作りに追われる。作り過ぎると今度は保管場所に困るというジレンマ(涙)。今はやることが多くてなかなか首が回らないけど、落ち着いたら薪小屋をつくりたいなあ。
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