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2017-05-23

苺&桜桃(2017年春)

観光苺狩り農園は12月に始まってGWまでなんてところも多いが、うちの菜園の苺はここに来て盛り。全体で4~5㎡程の露地栽培スペースを、端から雑草抜きつつ独り苺狩りするのがここ最近の日課。いかんせん足が早い果物なので、熟れた物は残さず摘んで食べてしまうが(笑)、次の日にはまた熟した物が沢山でるので、しばらくは尽きない模様。

無施肥だからか小ぶりではあるけれども、甘みと酸味のバランスは悪くない。
宿根なので春になると何もせずとも出現するが、雑草も多いので管理フリーとは行かない。

フルーツと言えば、昨年末に植えた暖地桜桃(桜桃)の実が熟し始めた。いかんせんちっちゃくて食べ応えはないけど、1m足らずの樹高で一生懸命花を咲かせ実をつけたことに健気さを感じている。数年後には樹も大きくなってラベルに載ってるような大粒の実がなればいいのだけれど。

このまま害獣の被害なしに順調に育ってくれることを願うばかり。

2017-05-14

茶摘み&製茶(2017年春)

現在の地に移住してきて半年が過ぎたが、あいかわらず日々やることが多く、忙しい状態が続いている。さらに季節が暖かくなり新しい植え物の準備にも追われる中、時期をずらせない待ったなしの一大作業が「お茶」である。

建屋と菜園の間にある茶木1レーン(無施肥無農薬)。
一部は収穫10日前から遮光シートをかけ「かぶせ」にしてある。

昨年の今頃は川根で茶作業をしていたので茶摘みの経験もあるが、茶刈機はおろか手ばさみも使わず、独り手摘みでこれを行うのはなかなか大変な作業である(品質は良いけど)。

手摘みだと、この容器1杯摘むのに約1~1.5時間ほど掛かる。
加工時間を入れると1日2杯がいいところ。5日かけて合計10杯の生葉を収穫した。

収穫した生葉はしばらく自然乾燥させた後、蒸し工程、揉み工程、乾燥工程、火入工程を行い製茶する。勿論専用の機械などないから手持ちの料理道具をフル活用し「手作り」でこれを行うわけだが、要領を得ない最初のうちは完成が深夜になり、へとへとになった。

製茶には電子レンジやガスレンジを利用。乾燥しきるにはかなりの時間を要する。
比較し易いように写したが、収穫容器一杯から150~200gの製茶が出来た。

生葉は通常の物と「かぶせ」をして旨味成分増をした物の2つを使った。浅蒸しや深蒸しで緑茶、または半発酵させて烏龍茶にしたりと加工方法もいろいろと変えて製茶した。加工期間は試飲を重ねたので水分捕りすぎでガブガブ、毎晩3度トイレに行くような状態だった。

香り・色・味といった「品質」の観点や、省力・省エネといった「効率」の観点から
加工方法については今後も研究が必要だが、とりあえず栽培から製茶まで一通り行い、
そこそこ飲めて楽しめるものが出来たことには達成感がある。
ちなみに出涸らしも大根おろしで食べたら最高に美味かった。

時間は掛かったが最終的にはそれなりの量が出来たので、お世話になっている村民の皆さんへお裾分け。手作りで良くも悪くも量産して売っているものとは風味が違うので、試飲してみたい人はお越しあれ。来年はGWにあわせて「茶摘み&加工体験イベント」でもやれば自分で刈って加工する量少なくできるかもなんて考えも(笑)。

茶摘後は品質および作業性改善を目的に「中切り」を行った。
茶木の幹は硬いので刈込鋏で刈っていくのは重筋作業だ。
枝を伸ばすのが早いので、茶木の管理もラクじゃない。。。

2017-03-18

山鳥

天然木耳を探して雑木林をうろついていたら、羽をバタバタさせる音が聞こえたので、そっと近づいてみると山鳥だった。昔オヤジが趣味で狩猟をやっていたので剥製で見たこともあるし、食べたことすらあるのだが、生きている本物を見るのは初めて。

デジカメでは十分表現できていないが、実際に見た印象はとにかく赤いなあということ。
おそらく、ウスアカヤマドリという種類かと思う。

長い尻尾。写真には写っていないが、少し小柄で尾が短く灰色の個体を数匹伴っている。
てっきりそっちがオスかと思ったら、この派手な方がオス。一夫多妻?それともモテモテなだけ?
猟期も終わり(笑)少しずつ暖かくなるこれから繁殖期を迎えるのだろうね。

天然木耳群生

天然椎茸が切株ばかりではなく、根っこの部分や、半分土に埋もれた倒木からも生えていたりするので、探索目線が下方ばかりに偏っていたけど、鹿の口が届かない高さに何か残ってるんじゃないかと目線を上げて自宅裏の雑木林を歩いてみれば、何カ所かに木耳(キクラゲ)の群生を発見!

木の高い位置にあったキクラゲ群生。脚立を使い腕を伸ばして何とか採取。

水で戻して炒めたり、軽く煮てラーメンの具にしたりするとコリコリとした食感が活きて実に美味い。ただし揚げるのは破裂して危険なうえ、水分が抜けてただ硬くなるだけ(笑)。

2017-03-12

キノコ植菌

はじめは家周りのヒノキ伐採木の活用として考えていたキノコ植菌であるが、日当たり改善のため切り倒した広葉樹があるため、キノコ原木として適性の良いこちらを利用することにした。

キノコは対応樹種が広く初心者にも育てやすいと言われるヒラタケを選択、原木にドリルで穴を空け、種駒を500駒打ち込んだが、丸太回すのが大変でかなり端折ったにもかかわらず、原木1本辺りの打ち込み数が多く、準備した原木の半分程度が余ってしまった。なので急遽シイタケ種駒も500駒調達して追加打ち込みした。

共通しているのは広葉樹ということだけ。樹種も太さも状態も様々な原木で最初は試してみる。ちなみに原木の下に広葉樹の葉っぱを敷いたら夜中に鹿がそれを食いに来て、辺りに黒豆散乱していったので慌てて防獣網を仮設した。

植菌後、乾燥防止や遮光のため原木にヒノキの葉を被せ、その上から毎日散水中。結果が出るのはまだ大分先だが、果たしてうまく収穫にありつけるだろうか。

2017-03-08

電動チェーンソーで樹木の伐採


冬場の菜園の日当たり改善のため、周辺の常緑広葉樹を何本か伐採することにした。径150mmぐらいまでならノコギリで切ってしまうが、さすがにそれを超える太さは大変。ということでAmazonで買っておいた電動チェーンソー「リョービ(RYOBI) CS-3605」を使う。延長コードを現場まで引き回さなければならないのは軽量・低騒音といった長所との引き替えになるが、根気よくやれば上の写真のように太い木も伐採可能。ただエンジンタイプと比べると出力は貧弱で、強度的にも脆弱。

慣れていなかったせいもあるが、太い木を数本力任せに切ったらブレードの止め具周りが割れてしまった。電動チェーンソーの中では評価は良い方だが、高価なエンジンタイプの物と比較するとこの辺りの作りはオモチャレベルだ。

2017-03-06

フキノトウ(2017)


庭や菜園のあちらこちらでフキノトウ。花粉症と共に春の訪れを感じさせる風物詩。収穫して味噌汁や天ぷらにしていただくとほろ苦さがクセになる味。この時期は昔、由比まで友人とフキノトウ狩りに出かけるのが恒例行事だったが、種類が微妙に違うのか地域差か、うちの方がサイズが大きい。親のフキも巨大なので必然と言えば必然だが、この地域では防獣ネットの内側でしか見ることが出来ないのが悲しい。それにしても猟期を経ても微々とも減らないね鹿は。この辺りの猟師は美味しい猪ばかり狙い、鹿は打たないらしい。

2017-02-16

真冬の天然椎茸

寒波到来で全国的に大雪のニュースが伝わる中、ここ下田の山奥も例外なく寒いが、雪がないだけマシとしないといけない。

そんな中、所有地内にある林の切り株からキノコが発生しているのを発見。ん、これはキノコ素人の私でもわかる、シイタケだ。


こんな寒い時期に出るんだね、ビックリ。鹿に食われずこれだけ残っているのもラッキー(同系色で見つけにくいのか)。早速お向かいさんにもお裾分けして美味しくいただきました。雑木林の中には妙に椎茸臭のする場所もあるので今後他の場所でも出るかもしれない。老倒木の撤去もほどほどにしておいた方が良さそうだ。

2017-01-29

啄木鳥

隣の林から、まな板を包丁で叩くような音がする。啄木鳥(キツツキ)だ。


樹の高い位置にいて、下から脅しても全然気にも留めず、一心不乱に幹を突いている。日によっては写真の奴よりも高速な打音が聞こえることがあるが、個体差あるいは種による違いだろうか。設備系の仕事を長くしていたこともあって異音には敏感なのだが、ボロ家屋には興味なく突いていないようなので慣れることにした。

キノコ(2016秋)

秋、家の周りにいろいろなキノコが出た。


1日2日そのままにしておけば鹿が根こそぎ食べ尽くして終わり。みすみす餌にされるのもしゃくなので、美味そうな奴を摘んで焼き、恐る恐るかじってみる。。。もがき苦しむことも、笑い転げることもなかったが、ただただ苦っ。ヒューマンは食えないわこれ。次の秋までには自生するキノコについてもう少し知識を深めておこう。

かじった後調べたところ、たぶんキチチタケではないかと。

伐採したスギ、ヒノキ、クリの太枝があるので、春までにヒラタケあたりの駒菌を打ち込めれば、天然物ではなく栽培物にはなってしまうが、秋への期待はもう一つ増やすことができそうだ。

2017-01-27

続・薪ストーブ

これまで冬は部屋の中でも厚く着込んで暖房をほとんど使わずやり過ごしてきた。しかし山奥に移住してきて標高や家屋の気密度、部屋の大きさ、風通しなどが変わったせいか、今冬は妙に寒く感じる(とはいえ北国と比べたら全然温暖なんだけど)。懐が寒いのは前から同じとして、歳を重ねているのも一因か。

そんなわけで、先の投稿で「手間が掛かるので今後あまり使わなそう」と書いた薪ストーブだが、暖房費節約のために結局使う羽目になっている。

薪は先住者が置いていったストックが幾分かあるが、いかんせん火力が上がらず使いにくい。そこで自宅周りの林から薪を調達する。皮肉なところ、長らく放置され人の手が入らなかった林には、薪に出来る枯れ枝や倒木が沢山転がっている。さらに鹿害で荒れ、なおさらだ。

枯れ枝の集積。このような塚を数カ所作ってある。樹種も太さもまちまち。

枯れ枝や倒木には蟻などの虫が入っている場合もあるので、よく確認しながら使いやすい大きさに割り、それをコンテナに詰め数日乾燥させてから薪として使う。樹種や太さによって燃え方に特徴があるが、うまく組み合わせて使うことで十分活用できる。ただ一晩の暖をとるのに三辺計140サイズ箱1杯程度が必要となるため、今の時期、晴れの日は薪ストック作りに追われる。作り過ぎると今度は保管場所に困るというジレンマ(涙)。今はやることが多くてなかなか首が回らないけど、落ち着いたら薪小屋をつくりたいなあ。

2016-11-03

薪ストーブ

夜は大分冷え込むようになったので、建物に付属の薪ストーブを初めて使ってみる。


使ってみた感想:

・太い薪に着火させるのには結構手間が掛かる。
・いったん着火すると意外と早く燃え尽きてしまうので、燃焼維持にも手間が掛かる。
・平屋の細い煙突なので大した高さもなく、引きも弱いので、着火させる際や薪を追加投入する際に煙が室内に漏れ臭いが残り不快。
・灰の片付けや煙突掃除など維持が大変そう。

そんなわけで、今後あまり使わなそう。石油ファンヒーターの方が楽でいい。

2016-10-18

庭の草刈り~畝立て

既存の菜園部には先住者が植えた物が残っていてもろもろ整理が必要なため、先に庭部を新たな菜園として整備しそこから栽培を始めることにした。

引越してきた時の庭の状態。まず立鎌で全体の草刈りを行い、
ちらほらある植え物の移設、高枝鋸で周囲樹木の枝払いと進める。

畝立て後の状態。水はけは良さそうなので平畝でも良いかと思ったが、
植えるところと歩くところを解りやすくしたかったので、浅く畝間を堀った。
生まれたての畝に早速落葉のベールが掛かって、ちょっといい感じ。
奥に寄せ置いた伐採枝は、野菜の播種が終わってから解体予定。

2016-10-11

引越の完了、田舎暮らしの開始

9月20日から16日間、毎日軽のワンボックスに荷物押し込んで新居に搬送することを繰り返し、ようやく引越が完了した。この期間は通しで天候が悪く効率が上がらず苦労したが、退去日までに旧居のアパート引き払うことが出来てホッとしている。これまで何度も引越をしてきたが、搬送効率と日割家賃節約の兼ね合いを見て決める退去日の設定は毎度難しいものだとつくづく思う。

引越完了と言っても運び込んだだけで、新居は荷物が山積みになった状態。
まあこの先急かされるものはないので、少しずつ片付け整理していく予定。

新居に住み始めてすぐに、ご近所挨拶に回った。ここは「伊豆ふる里村自治会」のエリアになるが、木工が得意で自宅をどんどん増築させている人、毎日のように山登りを楽しんでいる人、手作りマーマレードを販売して暮らしている人、ペットフードをエサに鱒を生け簀で養殖している人、し尿を微生物分解させメタンガスを取り出して燃料にしている人、などなど先に聞いていたとおりユニークな人たちが自由気ままに暮らしている。そして何よりみんな明るくフレンドリーである。古い慣習を強要されることもなく、かといって高額な管理費を必要とする別荘地ではなく、その点ではこの地を選択したことは正解だったと改めて痛感している。「私は失意のままにこの地に逃れてきて、そのうち首をくくる予定だったが、今では毎日が楽しくて仕方がない」とはある住人の談で、多少大げさに言っているとは思うが、それだけいろいろ堪能できる所なんだろう。

一方で野生の猪や鹿は住人よりも多くうじゃうじゃいて容赦なく荒らし回る。それでも危害を加える熊がいないだけ幸いかもしれない。猿は昔はいたけど今は海のほうへ下っていったらしい。虫は思っていたより全然多くないし、ヤマビルなんかもこの辺りでは全然出ない。

庭に現れたヒキガエル。そろそろ冬眠準備か眠たそうな表情。

街灯など当然無く、日が落ちてからは真っ暗闇。その分星は綺麗に見える。夜明け、木々の隙間から太陽光が差し込む様はちょっと幻想的だし、風で木々の葉がささやき出すのも耳心地良い。標高300mなので理屈上、下界より2℃ほど気温は涼しい。

インターネットはホワイトBB(ADSL)を導入、収容局まで6km以上有るのでスピードは期待できないとあきらめていたが、予想外の快適さでYoutube動画も快適に見れる。ただ携帯電波は完全に圏外。でもこれには裏技が有ってADSLに繋ぐホームアンテナが無償で提供され改善する見込(自分のみだが)。TVについては全ての局を快適に見れるわけではない(地上波)。BSは何ら問題ない。

そんな環境で田舎暮らしを始めた訳だが、住んでみて屋根裏に雨漏りがあるのが発覚、結局屋根(鋼板)を交換する工事を行うことになり想定外の費用が発生。ただ幸いにも15万程度で収まりそうなので、この先の安心に投資すると言うことで割り切ることにした。住み始めるといろいろ出てくるものですな。

雨の日の朝起きると、天井裏から水滴の落ちる音が。
まさかと思い屋根裏を点検すると雨漏りが。
天井染みに至っていないのでこれまで誰も気づかなかったが、
現状購入という契約なので、修繕は自腹(泣)。

2016-09-08

栽培計画(2016年秋)

購入した田舎物件の引受日が9月20日と決まった。そこから毎日2往復ぐらいしてせこせこと自力で荷物を運び、約2週間かけて引越完了させる予定でいる。

引越後には暑さも引いて屋外作業するには良い季節を迎えるだろうから、すぐに農作業にかかろうと思う。なにせ自給農でできるだけの食をまかなおうという企みなので、時期を逃さず作物を植え育てていくことが肝心であるし、初めての土地で初めての野菜の栽培を試すという好奇心も膨らんでいる。そんな訳で、この秋からの栽培計画を立ててみた。


① 緑肥類


レッドクローバー、レンゲソウ、エン麦、はだか大麦

・庭部と傾斜部は現状ほぼ植え物が無く、菜園としては手つかずの状態のため、窒素固定効果の高いマメ科や、深く根を張るイネ科の緑肥を植え土壌改良をはかる。また枯れ草は畝を被覆する有機物マルチ材として利用する。

・麦類については緑肥としてだけでなく、穀物としての期待がある。特にエン麦はオートミールにして常食化出来れば最高なのだが、いかんせん穀類は「籾摺り」というとんでもなく面倒くさい工程を経ないと食用できず、これを如何にして行うかも大きなテーマになってくる。その点、はだか大麦については籾摺りなく容易に実が取り出せる特徴から選択したが、どのように加工すれば簡単に美味しく食べられるか研究が必要である。

庭部では麦類を中心に栽培する。

② 葉物類


小松菜、雪白体菜、べか菜、山東菜、からし菜、高菜、野沢菜、水菜、壬生菜、葉大根、キャベツ、芽キャベツ、白菜、タアサイ、ルッコラ、ウォータークレス、コーンサラダ、ネギ、葉ネギ、ニラ、ホウレンソウ、フダンソウ、レタス、サラダ菜、春菊、葉ゴボウ、バセリ、ミツバ、アシタバ

・秋からの栽培は葉物が中心になってくる。あれもこれもで品種が増えたけれども、少量ずつ育てて楽しんでいきたい。中でもネギは九条と石倉の2種植えるが、それっぽい物が収穫できるか楽しみである。

・栽培は相性の良い種類(コンパニオンプランツ)を意識しながら混植にて行うが、特に葉物はアブラナ科が多く交雑しやすいため、自家採種することを考えると栽培位置や組合せに工夫が必要になってくる。


③ 根菜類


大根、小カブ、タマネギ、ニンニク、ゴボウ

・ベランダ菜園でやるには難しかった根菜類の栽培が始められるのは嬉しい限りだ。大根は短根種を数種類植えてみる。ゴボウも短根種を植える。ニンニクは専用の種球は高いので、スーパーで普通に食用として売ってるものを植えてやろうと思っている。

現在の菜園。栽培実績があるのは心強い。

④ 果菜類


スナップエンドウ、キヌサヤエンドウ、グリーンピース

・夏場とは異なり秋からの果菜類は少ない。春からの収穫を見込んで晩秋にエンドウ系の播種をするが、冬場の強風に耐えられるよううまく育てたいところだ。


⑤ 果樹類


ブルーベリー、オリーブ、柿、ビワ、イチジク、キンカン、柚子、レモン、サクランボ、小梅、プルーン、あんず、アーモンド、ユスラウメ、ビックリグミ、モリンガ、ポポー

・果樹は主菜ではなく、田舎暮らしに彩りを与えるものであるが、種まきして数週間から数ヶ月で収穫できる野菜と違い、結果が出るまで数年かかるのでなるべく早く植え付けたいと考えている。植え付けは傾斜部が中心となるが、状況により鳥獣害対策も考えなくてはならない。

現在手つかずの傾斜地。果樹を植え有効に利用したい。

⑥ 菌類類


ヒラタケ、ナメタケ、クリタケ

・キノコ原木には一般的に広葉樹が用いられるが、菌種によっては針葉樹でも栽培することが可能らしい。所有地内の整備でヒノキ樹木を伐採するので、これを活用し栽培を試す。もっともわざわざ栽培しなくても、裏山に入れば自生しているかもしれないが(笑)。

庭周りのヒノキは毎年一本ずつ切り倒し、キノコ原木に利用する予定。


種苗や資材の購入は地元のホームセンターやネットショップを利用するが、取扱品目や価格が大きく異なるので、いろいろ覗いて情報収集することが欠かせない。それにしてもヨドバシカメラが野菜種まで売ってるのには脱帽(しかも安価で送料無料)。通販は送料が安いとホント助かります。


2016-08-11

田舎暮らしにかかる費用

たとえ田舎であっても、経済的裏付けがなければ暮らしてはいけない。誰かに依存するなら別だが、独立して生活していくのにそれ相当の費用が掛かるのは、都会でも田舎でも同じである。

移住先検討に当たっては理想を追うだけでなく、実際に掛かる費用をきちんと調べ、そこでの生活が現実的に可能なのかどうかを見極めなければならない。以下にシミュレーションに必要な費用項目について挙げる。


一
時
費
用
土
地
建
物
を
購
入
す
る
場
合
土地建物
購入費用
土地建物の売り主に支払う費用。契約時に手付金としてその1割程度、残りを引渡時に支払う。
不動産売買
契約印紙税
不動産売買契約書に貼る印紙。取引額によって法律で定まっている。
不動産取引
仲介手数料
不動産取引業者に支払う報酬(消費税含む)。
不動産所有権
移転登記費用
土地建物の登記費用として司法書士に支払う費用。
不動産取得税 取得した不動産の固定資産評価額に応じて課税される。おおよその金額は固定資産税額から逆算できる。ただし控除等が効いて減額される場合が多い。
賃
貸
の
場
合
敷 金 家賃の2~3ヶ月相当を要求される場合が多い。退去時にリフォーム代が差し引かれて返還されるのが基本。
礼 金 物件貸主に支払われる報酬。家賃の0~2ヶ月相当。
仲介手数料 不動産屋に支払われる報酬。家賃の0~1ヶ月相当に消費税を加えた額。
前払い家賃 契約時に家賃1ヶ月分の先払いを要求される。
共
通
費
用
補修費用 現況渡しを条件に物件購入または賃貸契約した場合には、必要に応じて自費で補修を行う必要が生じる。
引越費用 荷物の量、移動距離、業者委託か自分でやるかで費用は変わる。
自動車住所
変更費用
普通車か軽かそれとも原付かによって手続きの方法も費用も変わる。さらに自分で手続きするか業者に委託するかでも変わる。
その他 慶弔費、通院費、道具代など。引越先によっては理不尽な費用が掛かる場合もあるので事前によく調べておく。

2
年
単
位
費
用
車検費用 車検基本料、重量税、自賠責保険料、印紙代。
住宅賃貸
契約更新料
賃貸住宅では必要な場合がある。
住宅火災
保険
賃貸住宅では多くの場合加入必須。

1
年
単
位
費
用
固定資産税 所有する不動産の固定資産評価額に応じて課税される。
浄化槽
点検清掃費用
浄化槽の種類や大きさにより、点検および清掃回数が定められており、業者への委託料金が必要となる。
浄化槽
検査費用
行政が行う法廷検査。
自動車税 自動車の種類、排気量、年数などにより税額が決まる。
自動車
任意保険
ネット保険が安い。

月
単
位
費
用
家賃
借土地代
賃貸物件を利用する場合。
共益費
管理費
アパート、マンション、別荘地住宅などに居住すると発生する場合がある。
自治会費
協力費
金額はピンキリ。祭りなどイベントが多いところは高額の傾向。
国民年金
保険料
定額、そして高額(涙)。
国民健康
保険料
収入が無くても徴収されるため負担が非常に大きい。貧乏人は病院行けないので取られ損。
所得税 一定収入がある場合は確定申告に基づき課税される。
住民税 確定申告しない場合は、収入有る無しにかかわらず住民税申告が必要。
電気代 電力自由化により契約会社を見直すのも一つだが、まずは契約アンペアを見直すのが節約の基本。
上下水道代 下水道を引いているところは浄化槽の維持費用が無い代わりに、上水利用料に合わせて下水道料金が請求される(結構高い)。
ガス代 プロパンガスは自由価格で業者により値段が異なるのでよく検討する必要がある。
通信費
(ネット・携帯)
田舎暮らしの場合、選択できるプランは限られる。
テレビ視聴費 理不尽なNHK受信料の他、田舎においては共同アンテナ維持費用などが必要となる場合がある。
車両費
車両燃料費
田舎暮らしではどうしても車両燃料費がかさむ。せめて燃費良い車または原付で節約。
食費 自給的生活を行うとグッと小さくできるが、完全にゼロに出来ないのも現実。
育児・教育費 独身の私にはわかりませんが、子供がいると相当費用は掛かるでしょうね。
その他 衣料費、理髪代、消耗品費など。


必要経費がわかると所持資金と収入見込から生活可能期間が算出できる。私の場合は下のような結果に。実際は想定しない費用もいろいろ出てくると思うが、バイトや年金の収入を見込まずこの数字なら、何とか行けると判断している。

2016-08-08

移住先決定

目指すライフスタイルに適した物件と出会った私は、商談を行い、正式に購入契約をした。賃貸と違い不動産取引は初めての経験となるが、探し始めてから思いのほか速い展開に自分でも驚いている。


移住先は静岡県下田市北湯ヶ野。下田市北西部で松崎町との境の辺り。現居からは伊豆半島をほぼ真っ直ぐ南下した位置で、一見近そうに見えるが、曲がりくねった道を通り 「リアル天城越え」 になるので、車で約2時間かかる。それにしても移住先のド田舎なこと。現居は意外と都市部だったのね(笑)。

土地全体を空から見るとこんな感じ(黄色枠内:約 2,150㎡)。影になっていて分かり難いが、北側が平坦地、南側が傾斜地になっている。

北東部に位置する家屋と庭。家屋は木造平屋で床面積約100㎡、先住者の皆さんのおかげで築30年にしては綺麗に保たれている。家屋の向こうに私道があり、隣接して普通車約3台分の駐車スペース有。庭は来年の春までに軽く畝を建てて菜園化する予定でいる。庭周りには既に茶(写真左)、ミョウガ(建屋左)、シークワーサー(写真右)などの植込みがあり、有難く引継いで活用させて貰う(やったね!)。

家屋南側には庭の倍ほどの広さの菜園があり、すぐにでも利用できる。(庭と合わせて1,000㎡程度の菜園スペースが確保でき、理想通りである)写真手前の一群はイチゴ。庭同様、既存の植込は引継ぎ活用(やったね!)。写真奥に見える傾斜地も所有範囲。現状はほとんど手が入っていないが、柿、ビワ、ブルーベリーなど果樹を少しずつ植えていこうと考えている。斜面裾辺りにはいずれ鶏舎を作り鶏も飼いたい。引越前から楽しみだ。

菜園横には屋根付きの道具置き場があり、その一角には耐火レンガで作られたピザ焼き窯やカマドがある。勿論現役。これだけでもアウトドアクッキングやBBQが十分に楽しめるが、加えて、スモークを作るための燻煙装置もいずれ自作したい。

家屋の間取りは3LDK。写真は10畳あるリビングで、薪ストーブ付属。現住者がいることもあり、いずれの部屋も綺麗に保たれている。自分は荷物がいろいろと多いので、有る部屋は全て活用するが、ゲストが宿泊に利用出来るよう一部屋だけは空けておく予定。電気(東電)、ガス(プロパン)、水道(私設定額)、水洗トイレ(洋式)。インターネットは収容局が遠く、スピードこそ期待できないが、現住者がADSLを使えているようなので安心している。下田の市街地までは車で約30分。定期的に買い出しに出る必要があるが、「全然苦にならない」とは現住者の奥様談。


現住者が転居する時間も必要なため、実際の引受は9月末、引越完了は10月中旬になる見通し。それまでに移住先でやりたいことをリストアップし、実行計画を練るつもりだが、あれやろうこれやろうと思いを巡らせるのは実に楽しい時間だ。また落ち着いたら現地でお披露目BBQをしようと思っているので、希望者はレスポンスを(笑)。

2016-08-06

物件探しは急展開

自給農をベースとした田舎暮らしをすることに決めたので(過去記事「自分のための農」参照) それが可能となる物件探しを開始した。


◆まずは探索エリアの設定


探索エリアを広げ過ぎても的が絞れないので、最初に以下のように決めた。

・自力で何往復かしながら引越荷物を運ぶつもりなので、現居から片道2時間程度の範囲とすると、静岡県中部~東部、伊豆半島全域、山梨県南部、神奈川県西部が対象。

・できれば雪があまり降らず、凍らないところ。

・風の強さや塩害の懸念から沿岸部は極力避ける。


◆探索方法はインターネットがメイン


数ヶ月~数年、転々と旅を続けて理想とする移住先を見つける人もいれば、惹かれた地域に何十回も足を運び最適な物件を探す人もいる。確かに時間をたっぷりかけて探せば目も肥えて、いい物件と巡り会える確率は上がるだろうけど、移住することが最終目的ではない自分にとっては、時間や費用を多大に探索に注ぎ込むのは得策でない。したがって、まずは出来るだけ現居での情報収集に努め、条件に合う候補が見つかったら赴いて現物確認という方針にする。

情報は不動産情報誌などにも載っているが、田舎暮らし物件は少ない。逆に移住専門誌に載るものは競争が多く、こちらまで回らない。一方、インターネットで地域不動産屋の物件情報を検索閲覧し問い合わせをかけると、新着の類似案件も含めメールで案内してくれて便利なので、これをメインの探索方法とする。

ちなみに、自治体がやってる 「空き家バンク」 もあるが、あまりいい物件はない。(案件数少なく質も悪い。付帯情報も少なく利用者目線が薄い。なのに利用手続は超面倒。)まあ見る人によっては掘り出し物があるかもしれないので、一回は覗いて見てもいいかも(笑)。

楽天ポイントを使って入手した格安のカーナビ。
お世辞にも高性能だとは言えないが、
田舎暮らし物件の見学や周辺環境の調査には役立つ存在。

◆賃貸か購入か


田舎暮らしは移住リスクがあるため賃貸から始めるべきだと言う意見が定番で、可能なら私もそうするべきだと思うが、実際は田舎の賃貸物件などほとんど表に出てこないのが現実。理由は所々あるだろうが、儲からないので不動産屋が取り扱わないのが主たるところだろう。

現地に住み始めれば口コミや人づての紹介で得られる賃貸情報もあるだろうけど、それはまさに「卵が先か、鶏が先か」というジレンマ。仮にお試し移住したとしても、そこで自分に都合いいものがもたらされる保証はないし、それがいつになるかもわからない。若くない自分としては無駄な時間の浪費だけは絶対避けたいのでその方法はあり得ない。

一方、売り物件は内容こそ千差万別ではあるが、調べればそれなりに出てくる。ただ田舎暮らし物件については地域的偏りが大きい(川根は古民家、伊豆は中古別荘が多い。おくしず(静岡市中山間地域)は情報出ない)。中古物件は安いもので300万円ぐらいからあり、現況と予算の兼ね合いで選ぶことになるが、格安物件には大幅な補修が必要なものや、月々の維持管理費が高額なものもあるので注意が必要だ。そういう意味では数年空き家状態のものより、現状居住者がいる物件の方が綺麗に維持されているだろうし、直接いろいろな状況が聞けるのでメリットが大きい。

セルフメイドでいろいろとやりたい自分は、所有物のほうが何かと自由で気が楽だ。そんなわけで自分は中古物件を買うという方針で進めることにした。


◆自給農に適した物件は 「農地でない土地付き」


自給農をやるためには土地が必要である。自給に必要な面積を1人当たり500㎡(過去記事参照)とするなら、余裕を見て倍の1,000㎡程度の平坦地があれば十分だろう。ただし登記地目が「田」や「畑」などの農地でないこと。農地は「農業」を行うための土地であり、認められた農家しか所有することが出来ない(農地法の規制)ので、これら地目が物件に含まれているとかえって厄介なのである。自給農はいわば家庭菜園なので「宅地」「山林」「原野」「雑種地」などの地目で問題なく可能。出来ればより固定資産税の安い地目でやるのが理想だが、田舎物件だとたいして変わらないかもしれない。

ただ、別荘地物件は一般的に傾斜地が多く自給農には向かない。一見格安に見えても購入費とは別に毎月高額の管理費が必要だったりするので注意が必要。周りは移住者ばかりで気が楽だけど。

住居については、自給農をやる土地に隣接していた方が作業や管理の都合上望ましい(飛び地になってしまうと不便)。住居広さは、自分が結構な物持ちなこともあり50㎡以上欲しいところ。補修不要が理想だが、そこは価格との兼ね合いによる。作業道具の収納にちょっとした納屋や作業小屋が付いてればベストだが、必要なら自分で整備すればいい。原始的な生活を望んでいるわけではないので、水道、電気、ガスは必須。テレビは映らなくても構わないが、インターネット環境は何とか確保したいところだ(田舎物件はここが難しいところ)。

他にも近隣住民や集落の慣習、物資調達先(スーパーやホームセンター)までの距離など、選定に関わる要素はもろもろあるが、それらについては現地見学で確認し妥協できるものか判断する。物件購入予算は、賃貸ベースで見込んで 月3万×12ヶ月×20年=720万円(補修費用含む) を上限目安とした。

移住先の近隣に日帰り温泉施設なんか有ればラッキーだけど、
あれもこれもと欲をかいて条件を増やすと物件は定まらない。

◆物件との出会いは「縁」である


南伊豆地域を取り扱う不動産屋のサイトに、私の設定条件を満たす物件がいくつか載っていた。私の現居は伊豆北部であるが、同じ伊豆でも南伊豆地域までは車で2時間程度要する距離があり、趣も大分異なっている場所である。不動産屋にメールでこれら物件についての問い合わせを行い、物件見学を申し入れた。

実際に現地に赴き見たり聞いたりすると、資料には載っていない事実がいろいろと見えてくる。最初に見学に行ったところは、自分の中で最有力視していた物件で、豊かな自然環境と自由に使える土地の広さに魅力を感じていた。しかし実際訪れてみると、空き家になってから数年経過していたこともあり、住居は入り口の天井が腐って落ち、床は植物のツルが這い、まともに住むには相当手直しが必要な状態だった。また付随する土地はほとんどが傾斜地で、平坦部分はごく僅か、いずれも管理されず荒れ地になっていて、これはちょっとリスク高いなということで候補から除外。

次に見学に行ったところは、まだ居住者がいる物件で、住宅と広い菜園が綺麗に維持されていた。そこの奥様が物件のこと、生活のこと、集落のことについて明るく話してくれた。その雰囲気からここでとても楽しい生活をされてきたことがよく伝わってきた。この周辺は移住者が多く個々が自由なスタイルで生活していると言うこと、またそれが面白味になっているとのことも聞き、私自身がさまざまなことを試しながら生活する場所として上々な環境であると直感的に感じた。

正直、物件見学に行く前は、現地で様々な現実を見せつけられ落胆することも想定していたし、自分に適した物件を見つけるにはそれ相当な時間が掛かるだろうと覚悟していた。しかし思いがけずこんなに早い段階でよい物件に巡り会え、これはきっと「縁」なのだと痛感したのであった。


◆自分の感性を信じ、跳ぶ


いい物件を見つけたからと行っても、それがいつまでも売りに出されている訳ではない。折角のチャンスも、もたもたしていれば別の人が先に契約してしまうかもしれない。一方で田舎中古物件とはいっても土地家屋の購入は高額の出費であり、軽々に判断出来ないのも事実だ。それ故に「本当に買っていいのか」と反芻自問することにもなり、ともすればジレンマに苛まれることになる。

しかしいつまでも心配ばかりしていたら、新しいことには踏み出せない。勢いで物事を行うのは嫌いな性分だが、時々に巡り来る「機」を捉え乗って行く判断も人生には必要であろう。一通りやるべきことをやったら、勇気を持って決断し前に進むべきだ。私は自分の感性を信じ、思い切って跳ぶことにした。

問い合わせから25日で購入契約した田舎暮らし物件の詳細は、次回の投稿で。

2016-08-04

自分のための農

◆農業研修を経て考えること


作物を植え、管理して育て、収穫し食す。このことへの興味関心は、2度の農業研修を経て一層大きくなり、本格的に取り組んでみたい気持ちはさらに増した。また肉体的にも農作業に十分適応できると確信した。

しかし一方で、大量生産かつ大量廃棄、加えて過酷労働で低所得といった現実を目の当たりにして、慣行農業にはすっかり幻滅してしまった。
(過去記事 「農業体験記録(2)」 参照)

自分で育てた野菜は愛おしい。
それだけでも十分美味しくいただけるものを、
見た目だけの理由で大量に廃棄するなんて、
私にはとても考えられない。


◆就農研修受入拒否は結果的に幸いした


実は最初の農業体験の後、県の企画する「新規就農者研修」に申し込んでいた。これは受入農家のもとで1年間の研修を行った後、その地域&研修作物で就農するというプログラムである。新規就農者助成金の給付年齢を超えていたため研修中は無収入だが、修了後には地域JAの支援により農地と販路が確保されるため、農業設備に数千万の初期投資が必要でもこのレールに乗る方が手っ取り早いと考えたわけだ。

応募後、農林事務所の面談で好感触だったので、すっかりその気になっていたが、受入先農家の訪問を提案されたので訪ねて行ったところ「奥さんの協力が得られない者や独身者は受け入れない」とその場で門前払いされた。事前に癖の強い人だとは聞いていたが、あまりにも失礼な対応に呆れてしまった。ただ後日冷静になって考えると、奥さんという無償の専従者をも酷使して労働しないと、とても回していけない現実があるということであって、多大な投資と過酷労働でかろうじて成り立つようなものに勢いで身を投じなくて良かったとつくづく思う。

県が主催する農地見学会で遠州地域へ行ったとき、
JA担当者は新規就農者の受入条件を
「投資資金800万以上あって、妻帯者であること」と言った。
さすれば就農3年後に350万の所得が見込めるってさ、共稼ぎで。


◆私が目指すべきもの


そもそも会社を辞めた自分が目指したものは、

” セルフメイドな生活、精神的豊かさを得るため 、田舎暮らしをしよう ”

ということである。そこでの収入源として「農業」を想定したため、農作業体験や移住先情報収集を兼ねて農業研修に参加したのである。しかし、経済性に主眼を置いた「慣行農業」を展開することで、精神的豊かさどころか疲弊してしまう可能性が高いとなれば、目指すライフスタイルとは大きく反目してしまう。

農をベースに精神的豊かさを求めるような田舎暮らしは、所詮「絵に描いた餅」の理想論だろうか?数週間ネットで情報を収集したり図書館で本を読み漁ったりしながら自問自答の末、たどり着いた結論は、

” 商売としての農ではなく自分のための農、
  すなわち 「農業」 ではなく、「自給農」 をやろう ” ってこと。

【自給農のメリット】

・地域農政や経済などに縛られることなく、自分の作りたいものを自由に作ることが出来る。

・基本自給用なので理不尽な出荷規格にあわせ廃棄するような無駄はない。

・当然出荷ノルマもない。

・等身大の 「自給農」 なら1人当たり 5アール(500㎡)もあれば事足りるらしく(中島正 著「自給農業の始め方」より)、土地の確保は小規模でいい。

・なので大がかりな機械や設備は必要としない(イニシャルコスト、ランニングコスト共に小さい)。

・「有機農法」の手法を取り入れ、資源を有効に利用することで、無農薬かつ少肥料での栽培が可能になる。

・もし沢山収穫できたら販売したっていい。法律的に全く問題なし。

【自給農のデメリット】

・農による収入は期待できない。
⇒ 幸い蓄えがいくらかあるので、食いつぶしながら行けると踏んでいるが、生活費を補填する必要があるなら、時々バイトに出たっていいよね(もちろん農でなくていい)。

・生産効率が悪い。
⇒ 商売じゃないので問題なし。むしろ効率など求めずじっくり楽しくやりたい。

・農業従事者でないので、固定資産税が激安な「農地」の所有は出来ない。農業資金の無利子借入も出来ない。
⇒ 大規模にやる必要がないので、実質的に関係なし。

自給農は言ってみればベランダ菜園の拡大版。
ビジネスじゃないからこそ楽しくやれるのかもしれない。


目指す方向がハッキリしたことで、心のモヤモヤは消え、一気に視界良好となった。田舎暮らしへの意欲も一層増し、条件を満たす物件探しにアクセルを踏み込むと、好機は意外と早くやって来るのであった。詳細は次回の投稿で。

2016-03-31

2016年度の行動計画

3月は諸々の情報収集をしながら、この先のライフプランとスケジュールについて練った。以下まとめ。

【基本方針】

そうだ、田舎へ移住しよう!

【確認事項】

(1)なぜそうしたいのか。

・自然環境が魅力。
・セルフメイドな生活が可能になるところ。
・精神的豊かさを求めて。
・住民が互いに助け合うスタンスが嫌いじゃない。
・都会に比べ生活経費が抑えられる。
・かつてWWOOFにて経験し向いていると思うから。 
。。。と大まかにはこんなところ(ツッコミ禁止ね)。

(2)どこに住むのか。それをどうやって探すのか。

・現地調査や引越などのことを考えると近隣地域が適当。具体的には静岡県+山梨県を範囲としたい。

・さらに詳細な地域選定には、自治体の移住者受入スタンス(単身者の移住を望まない地域もある)や魅力的居住物件の有無、収入確保の見込、などを踏まえ現地調査する必要がある。

・居住物件については、地元不動産取引会社の情報、自治体が運営する「空き家バンク」、あるいは現地の人の紹介などを利用して調べる。ネットでの情報掲載は地域差があり、この辺りが候補地選定に影響するところ。

(3)そこでの収入はどうするか。どんな仕事をするか。

・固執してはいないが、田舎の産業形態から考えれば農業に関わっていくのが妥当なんだと思う。本質的に栽培は好きだし、農業人口の減少に一矢報いたり、地域の活性化に寄与したいといった気持ちもある。

・就業形態もいろいろとあり、最初はアルバイトやパート辺りから関わって、いずれ農業法人へ就職もしくは自ら営農といったシミュレーションが出来るが、目指すライフスタイルとの兼ね合いをはからないと元も子もなくなる。

・候補地での情報収集やコネクションづくりも考えると、その地で実施される農業体験や研修に参加するのがいいんじゃないかと考え、全国農業会議所が行っている「農業インターンシップ」に書類を揃えて申込んだが、平成28年度分はまだ募集してないと門前払いされた(その旨ちゃんと明記しとけっての!)。ただそのおかげで新たに「ボラバイト」なるサイトを発見、そこで募集している農業法人で、4月中旬~5月末まで作業手伝いをすることがとりあえず決まった。その後の予定については未定であるが、前述のインターンシップや自治体実施の農業研修、あるいは個別に農家や農業法人が募集するものに乗っていくという方向で考えている。

(4)スケジュール



【後記】

どこかの田舎移住経験者が以下のように記していた。

「あまり考えすぎないことが重要!」

耳が痛いけど(笑)、限られた情報で判断するより、現地で感じることが重要だってことなんだろうと思う。所詮理想の全てがかなう訳じゃないし、最初から十分に整って始められるわけもなく、こだわりもそこそこに適宜勇気を持って妥協することも、前に進むためには必要なんだろうね。
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