無施肥だからか小ぶりではあるけれども、甘みと酸味のバランスは悪くない。 宿根なので春になると何もせずとも出現するが、雑草も多いので管理フリーとは行かない。 |
フルーツと言えば、昨年末に植えた暖地桜桃(桜桃)の実が熟し始めた。いかんせんちっちゃくて食べ応えはないけど、1m足らずの樹高で一生懸命花を咲かせ実をつけたことに健気さを感じている。数年後には樹も大きくなってラベルに載ってるような大粒の実がなればいいのだけれど。
このまま害獣の被害なしに順調に育ってくれることを願うばかり。 |
無施肥だからか小ぶりではあるけれども、甘みと酸味のバランスは悪くない。 宿根なので春になると何もせずとも出現するが、雑草も多いので管理フリーとは行かない。 |
このまま害獣の被害なしに順調に育ってくれることを願うばかり。 |
建屋と菜園の間にある茶木1レーン(無施肥無農薬)。 一部は収穫10日前から遮光シートをかけ「かぶせ」にしてある。 |
手摘みだと、この容器1杯摘むのに約1~1.5時間ほど掛かる。 加工時間を入れると1日2杯がいいところ。5日かけて合計10杯の生葉を収穫した。 |
製茶には電子レンジやガスレンジを利用。乾燥しきるにはかなりの時間を要する。 比較し易いように写したが、収穫容器一杯から150~200gの製茶が出来た。 |
香り・色・味といった「品質」の観点や、省力・省エネといった「効率」の観点から 加工方法については今後も研究が必要だが、とりあえず栽培から製茶まで一通り行い、 そこそこ飲めて楽しめるものが出来たことには達成感がある。 ちなみに出涸らしも大根おろしで食べたら最高に美味かった。 |
茶摘後は品質および作業性改善を目的に「中切り」を行った。 茶木の幹は硬いので刈込鋏で刈っていくのは重筋作業だ。 枝を伸ばすのが早いので、茶木の管理もラクじゃない。。。 |
共通しているのは広葉樹ということだけ。樹種も太さも状態も様々な原木で最初は試してみる。ちなみに原木の下に広葉樹の葉っぱを敷いたら夜中に鹿がそれを食いに来て、辺りに黒豆散乱していったので慌てて防獣網を仮設した。 |
庭部では麦類を中心に栽培する。 |
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現在の菜園。栽培実績があるのは心強い。 |
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現在手つかずの傾斜地。果樹を植え有効に利用したい。 |
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庭周りのヒノキは毎年一本ずつ切り倒し、キノコ原木に利用する予定。 |
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移住先は静岡県下田市北湯ヶ野。下田市北西部で松崎町との境の辺り。現居からは伊豆半島をほぼ真っ直ぐ南下した位置で、一見近そうに見えるが、曲がりくねった道を通り 「リアル天城越え」 になるので、車で約2時間かかる。それにしても移住先のド田舎なこと。現居は意外と都市部だったのね(笑)。 |
土地全体を空から見るとこんな感じ(黄色枠内:約 2,150㎡)。影になっていて分かり難いが、北側が平坦地、南側が傾斜地になっている。 |
北東部に位置する家屋と庭。家屋は木造平屋で床面積約100㎡、先住者の皆さんのおかげで築30年にしては綺麗に保たれている。家屋の向こうに私道があり、隣接して普通車約3台分の駐車スペース有。庭は来年の春までに軽く畝を建てて菜園化する予定でいる。庭周りには既に茶(写真左)、ミョウガ(建屋左)、シークワーサー(写真右)などの植込みがあり、有難く引継いで活用させて貰う(やったね!)。 |
菜園横には屋根付きの道具置き場があり、その一角には耐火レンガで作られたピザ焼き窯やカマドがある。勿論現役。これだけでもアウトドアクッキングやBBQが十分に楽しめるが、加えて、スモークを作るための燻煙装置もいずれ自作したい。 |
楽天ポイントを使って入手した格安のカーナビ。 お世辞にも高性能だとは言えないが、 田舎暮らし物件の見学や周辺環境の調査には役立つ存在。 |
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移住先の近隣に日帰り温泉施設なんか有ればラッキーだけど、 あれもこれもと欲をかいて条件を増やすと物件は定まらない。 |
自分で育てた野菜は愛おしい。 それだけでも十分美味しくいただけるものを、 見た目だけの理由で大量に廃棄するなんて、 私にはとても考えられない。 |
県が主催する農地見学会で遠州地域へ行ったとき、 JA担当者は新規就農者の受入条件を 「投資資金800万以上あって、妻帯者であること」と言った。 さすれば就農3年後に350万の所得が見込めるってさ、共稼ぎで。 |
【自給農のメリット】 ・地域農政や経済などに縛られることなく、自分の作りたいものを自由に作ることが出来る。 ・基本自給用なので理不尽な出荷規格にあわせ廃棄するような無駄はない。 ・当然出荷ノルマもない。 ・等身大の 「自給農」 なら1人当たり 5アール(500㎡)もあれば事足りるらしく(中島正 著「自給農業の始め方」より)、土地の確保は小規模でいい。 ・なので大がかりな機械や設備は必要としない(イニシャルコスト、ランニングコスト共に小さい)。 ・「有機農法」の手法を取り入れ、資源を有効に利用することで、無農薬かつ少肥料での栽培が可能になる。 ・もし沢山収穫できたら販売したっていい。法律的に全く問題なし。 |
【自給農のデメリット】 ・農による収入は期待できない。 ⇒ 幸い蓄えがいくらかあるので、食いつぶしながら行けると踏んでいるが、生活費を補填する必要があるなら、時々バイトに出たっていいよね(もちろん農でなくていい)。 ・生産効率が悪い。 ⇒ 商売じゃないので問題なし。むしろ効率など求めずじっくり楽しくやりたい。 ・農業従事者でないので、固定資産税が激安な「農地」の所有は出来ない。農業資金の無利子借入も出来ない。 ⇒ 大規模にやる必要がないので、実質的に関係なし。 |
自給農は言ってみればベランダ菜園の拡大版。 ビジネスじゃないからこそ楽しくやれるのかもしれない。 |
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中玉トマトの圃場(ビニルハウス内)。 収穫作業時、葉などから出る黄色い樹液が服に付着すると 普通に洗濯しても全く落ちない。最初に教えてくれって話。 |
露地ナス圃場。 畝にはビニル素材(白)のマルチングが施されている。 畝間と圃場周りには意図的に蒔かれた緑肥が生えている。 |
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川根名物の日本一短いトンネル。周りは茶畑が広がる。 |
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投入コンベヤ(写真左)と生葉コンテナ(写真中央) |
搬入者、茶園、品種、刈り方(はさみ・てづみ等)のデータ入力 ↓ トラックスケールで重量取込(搬入車両ごと) ↓ サンプル番号の発行 ↓ 投入コンベヤの稼働、熱取り送風機の稼働 ↓ 茶葉荷下ろしおよび生葉コンテナへの投入 ⇒(加工担当者が適宜加工行程に送る) ↓ サンプル採取および保管 ⇒(鑑定者が品質を格付) ↓ トラックスケールで風袋重量取込 ↓ 伝票の印字発行 ↓ 受入場の清掃
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加工場内。通路右側に粗揉機が数台並ぶ。 |
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製造された荒茶。この後問屋で仕上げがされる。 |
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昭和橋からの臨む大井川 |